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12月19日-17号

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  1. 神奈川県議会 2022-12-19
    12月19日-17号


    取得元: 神奈川県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-16
    令和 4年 第三回 定例会 △《本会議録-令和4年第3回-20221219-029353-諸事項-出席議員等議事日程-》 令和4年第3回神奈川県議会定例会会議録第17号〇令和4年12月19日 午後1時開議   ───────────────────────────────────────〇本日の出席議員 議長共101名       出 席 議 員                       大   村       悠                       桝       晴 太 郎                       永   田   磨 梨 奈                       永   田   て る じ                       菅   原   あきひと                       須   田   こうへい                       す と う   天   信                       上   野   た つ や                       石   田   和   子                       田   村   ゆうすけ                       松   長   泰   幸                       山   口   美 津 夫                       高   橋   延   幸                       武   田       翔                       田   中   信   次                       川   崎   修   平                       神   倉   寛   明                       お ざ わ   良   央                       た め や   義   隆                       飯   野   まさたけ                       望   月   聖   子                       佐 々 木   ナ オ ミ                       柳   瀬   吉   助                       市   川   さ と し                       佐   藤   けいすけ                       大   山   奈 々 子                       君   嶋   ち か 子                       石   川       巧                       芥   川       薫                       川   本       学                       市   川   和   広                       山   本       哲                       綱   嶋   洋   一                       新   堀   史   明                       田   中   徳 一 郎                       山   口   貴   裕                       野   田   治   美                       脇       礼   子                       石   川   裕   憲                       米   村   和   彦                       栄   居       学                       小   林   大   介                       京   島   け い こ                       井   坂   新   哉                       佐 々 木   ゆ み こ                       楠       梨 恵 子                       西   村   く に こ                       谷   口   かずふみ                       藤   代   ゆ う や                       渡   辺   紀   之                       原       聡   祐                       高   橋   栄 一 郎                       あ ら い   絹   世                       柳   下       剛                       細   谷   政   幸                       河   本   文   雄                       内   田   み ほ こ                       中   村   武   人                       古   賀   照   基                       青   山   圭   一                       斉   藤   た か み                       赤   野   た か し                       さ と う   知   一                       亀   井   たかつぐ                       佐 々 木   正   行                       渡   辺   ひ と し                       小 野 寺   慎 一 郎                       長   田   進   治                       国   松       誠                       杉   本       透                       し き だ   博   昭                       小   島   健   一                       いそもと    桂 太 郎                       梅   沢   裕   之                       嶋   村   た だ し                       桐   生   秀   昭                       市   川   よ し 子                       岸   部       都                       く さ か   景   子                       作   山   ゆうすけ                       菅   原   直   敏                       北   井   宏   昭                       相   原   高   広                       鈴   木   ひ で し                       藤   井   深   介                       森       正   明                       土   井   りゅうすけ                       杉   山   信   雄                       小   川   久 仁 子                       持   田   文   男                       竹   内   英   明                       浦   道   健   一                       加   藤   元   弥                       松   田   良   昭                       牧   島       功                       堀   江   則   之                       松   本       清                       た き た   孝   徳                       松   崎       淳                       近   藤   大   輔                       曽 我 部   久 美 子       欠 席 議 員                       加   藤   ご   う       説明のための出席者         知事            黒   岩   祐   治         副知事           武   井   政   二         同             小 板 橋   聡   士         同             首   藤   健   治         政策局長          平   田   良   徳         総務局長          筒   浦   浩   久         国際文化観光局長兼         拉致問題担当局長      香   川   智 佳 子         環境農政局長        鈴   木   真 由 美         福祉子どもらい局長    橋   本   和   也         健康医療局長兼未病担当局長 山   田   健   司         産業労働局長        河   鍋       章         県土整備局長        大   島   伸   生         教育委員会教育長      花   田   忠   雄         同  教育局長       田   代   文   彦         警察本部長         林           学         同  総務部長       重   江   光   一         公営企業管理者企業庁長   髙   澤   幸   夫         企業庁企業局長       柏   﨑   克   夫   ───────────────────────────────────────       議会局出席者         議会局長          浦   邊       哲         議会局副局長兼総務課長   高   瀨   正   明         同  議事課長       井   上       実         同  政策調査課長     大 河 原   邦   治   ───────────────────────────────────────           令和4年第3回神奈川県議会定例会議事日程第17号                            令和4年12月19日午後1時開議第1 議会運営委員の選任第2 議員提出第5号議案 神奈川県議会の保有する個人情報の保護に関する条例第3 定県第 91 号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第5号)   定県第 92 号議案 同  年度神奈川水源環境保全再生事業会計補正予算(第1号)   定県第 93 号議案 同  年度神奈川流域下水道事業会計補正予算(第1号)   定県第 94 号議案 同  年度神奈川水道事業会計補正予算(第2号)   定県第 95 号議案 同  年度神奈川電気事業会計補正予算(第1号)   定県第 96 号議案 同  年度神奈川公営企業資金等運用事業会計補正予算(第1号)   定県第 97 号議案 同  年度神奈川県相模川総合開発共同事業会計補正予算(第1号)   定県第 98 号議案 同  年度神奈川酒匂川総合開発事業会計補正予算(第1号)   定県第 99 号議案 個人情報の保護に関する法律施行条例   定県第 100号議案 神奈川個人情報保護審査会条例   定県第 101号議案 神奈川個人情報保護条例を廃止する条例   定県第 102号議案 再任用に関する条例を廃止する条例   定県第 103号議案 神奈川情報公開条例の一部を改正する条例   定県第 104号議案 地方税法第37条の2第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例   定県第 105号議案 神奈川不服申立関係書類写し等交付手数料条例の一部を改正する条例   定県第 106号議案 事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例   定県第 107号議案 住民基本台帳法施行条例の一部を改正する条例   定県第 108号議案 神奈川統計調査条例の一部を改正する条例   定県第 109号議案 職員の分限に関する条例及び市町村立学校県費負担教職員の分限に関する条例の一部を改正する条例   定県第 110号議案 職員の懲戒の手続及び効果に関する条例及び市町村立学校県費負担教職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例   定県第 111号議案 附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例   定県第 112号議案 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例   定県第 113号議案 職員の給与及び通勤に要する費用の弁償に関する条例及び学校職員給与等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 114号議案 職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び学校職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 115号議案 職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 116号議案 外国の地方公共団体機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例及び外国の地方公共団体機関等に派遣される市町村立学校県費負担教職員処遇等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 117号議案 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 118号議案 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 119号議案 職員の大学院等派遣研修費用の償還に関する条例の一部を改正する条例   定県第 120号議案 収入証紙に関する条例の一部を改正する条例   定県第 121号議案 神奈川手数料条例の一部を改正する条例   定県第 122号議案 神奈川地域医療医師修学資金貸付条例の一部を改正する条例   定県第 123号議案 神奈川企業職員の給与の種類及び基準に関する条例等の一部を改正する条例   定県第 124号議案 警察組織に関する条例の一部を改正する条例   定県第 125号議案 神奈川科学技術政策大綱の変更について   定県第 126号議案 工事請負契約の締結について(都市計画道路城山多古線(仮称)新坂下トンネル新設工事請負契約)   定県第 128号議案 管理事業に対する市町負担金について   定県第 129号議案 神奈川道路公社有料道路整備事業計画変更に対する同意について   定県第 130号議案 訴訟の提起について   定県第 131号議案 和解について   定県第 132号議案 和解について   定県第 133号議案 当せん金付証票の発売について   定県第 134号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第6号)   定県第 135号議案 知事及び副知事の給与等に関する条例等の一部を改正する条例   定県第 136号議案 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例   定県第 137号議案 職員の給与及び通勤に要する費用の弁償に関する条例の一部を改正する条例   定県第 138号議案 学校職員給与等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 139号議案 公立の義務教育学校等教育職員給与等に関する特別措置に関する条例の一部を改正する条例   定県第 140号議案 任期付研究員採用等に関する条例及び任期付職員採用等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 141号議案 県議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例第4 請願第13号 神奈川県議会政務活動費の指針」に政務活動と他の活動が混在する場合のあん分率の基準と上限を決め、按分方法(例)として私的活動を含めた合理的な目安を例示することを求める請願   請願第19号 ネット公開された政務活動費を閲覧する際、議員名で検索することができ、使用した支出伝票を閲覧できるようにする事を求める請願   請願第33号 政務活動費事務所費について賃貸借契約書のコピーを証拠書類として支出伝票に添付することを求める請願   請願第43号 請願・陳情の採決に対して審議した委員会で会派は審査の結果と共にその理由を述べることを求める請願   請願第45号-1 教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願   請願第45号-2 同    件   請願第46号 消費税インボイス制度実施延期に係る意見書の提出を求める請願   請願第47号-1 ゆきとどいた神奈川障害児教育を求める請願   請願第47号-2 同    件   請願第48号 教育費の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願第5 委員会の調査について第6 神奈川川崎競馬組合議会議員の選挙第7 定県第 142号議案 監査委員の選任について第8 定県第 143号議案 土地利用審査会委員の任命について第9 新堀史明議員外11名提出 帯状疱疹ワクチンへの助成並びに定期接種化を求める意見書案第10 綱嶋洋一議員外12名提出 中小企業支援施策の拡充を求める意見書案第11 井坂新哉議員外3名提出 全国一律の子どもの医療費助成制度の創設と国民健康保険国庫補助減額調整の全廃を求める意見書案第12 長田進治議員外12名提出 子育て支援施策の更なる充実・強化を求める意見書案第13 井坂新哉議員外3名提出 高齢者等が安心して利用できる介護保険制度を求める意見書案第14 井坂新哉議員外3名提出 個人番号カード健康保険証の一体化の義務化をやめ、健康保険証の存続を求める意見書案   ─────────────────────────────────────── △《本会議録-令和4年第3回-20221219-029354-諸事項-選任・諸報告等-》    〔議会局長報告〕  出席議員 議長共100名 ○議長(しきだ博昭) ただいまから、本日の会議を開きます。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 本職あて文書が提出されておりますので、書記に朗読させます。  〔書記朗読〕   ───────────────────────────────────────                                 政総第1597号                               令和4年12月19日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                         神奈川県知事 黒 岩 祐 治議案の提出について 監査委員の選任についてほかの案件を別冊のとおり提出します。   ───────────────────────────────────────                                  人委第136号                               令和4年12月7日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                   神奈川人事委員会委員長 小 池   治            条例案に対する意見について(回答) 令和4年12月7日付け神議第1827号により意見を求められました次の条例案については、異議ありません。                            〔本会議録別冊259頁参照〕   ───────────────────────────────────────                                  神馬第194号                               令和4年12月19日 神奈川県議会議長 殿                         神奈川川崎競馬組合                            管理者 武 井 政 二神奈川川崎競馬組合議会議員の選挙について(依頼) このことについて、神奈川川崎競馬組合規約第5条に基づき、貴県の議会より選挙された議員の辞職に伴い、神奈川川崎競馬組合議会議員に欠員が生じましたので、同規約第7条の規定に基づき、貴県の議会から、1名を選挙していただきたくお願い申し上げます。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) この際、申し上げます。  12月14日付で、浦道健一議員から、議会運営委員を辞任したい旨、申出があり、12月16日付でこれを許可いたしましたので、御了承を願います。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、申し上げます。  意見書案6件が提出されておりますので、御了承を願います。  また、相原高広議員北井宏昭議員佐々木ゆみこ議員及びさとう知一議員の文書質問に対する答弁書の提出がありましたので、御了承を願います。                 〔本会議録別冊238頁、250頁、255頁、258頁参照〕  地方自治法等の規定により、監査委員報告書が提出されておりますので、御了承を願います。  なお、所管委員会から陳情審査結果報告書が提出されておりますので、御了承を願います。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) これより日程に従い、審議を行います。  日程第1、議会運営委員の選任を行います。  委員の選任につきましては、神奈川県議会委員会条例第8条の規定により、本職から御指名申し上げます。  石川裕憲議員議会運営委員に御指名申し上げます。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、お諮りいたします。  副委員長の選任につきましても、神奈川県議会委員会条例第9条の規定により、本職の指名により選任いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、本職から御指名申し上げます。  佐々木正行議員議会運営委員会委員長に御指名申し上げます。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) お諮りいたします。  この際、議席の変更を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、これより議席の変更を行います。  議席の変更につきましては、変更議席案のとおり、それぞれ変更いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。  それでは、ただいま決定のとおり、直ちに新議席へお着き願います。                            〔本会議録別冊283頁参照〕   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、日程第2、議員提出第5号議案 神奈川県議会の保有する個人情報の保護に関する条例、日程第3、定県第91号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算外49件及び日程第4、請願第13号 神奈川県議会政務活動費の指針」に政務活動と他の活動が混在する場合のあん分率の基準と上限を決め、按分方法(例)として私的活動を含めた合理的な目安を例示することを求める請願外9件について、以上一括して議題といたします。  所管委員会から審査結果報告書が提出されておりますので、書記に朗読させます。                      〔請願審査結果 本会議録別冊217頁参照〕  〔書記朗読〕   ───────────────────────────────────────防災警察常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年12月7日の本会議において付託された諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                   防災警察常任委員会委員長 川 本   学   ───────────────────────────────────────国際文化観光・スポーツ常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年12月7日の本会議において付託された諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿            国際文化観光・スポーツ常任委員会委員長 栄 居   学   ───────────────────────────────────────環境農政常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年12月7日の本会議において付託された諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                   環境農政常任委員会委員長 芥 川   薫   ───────────────────────────────────────厚生常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年12月7日の本会議において付託された諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                     厚生常任委員会委員長 新 堀 史 明   ───────────────────────────────────────産業労働常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年12月7日の本会議において付託された諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                   産業労働常任委員会委員長 綱 嶋 洋 一   ───────────────────────────────────────建設・企業常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年12月7日の本会議において付託された諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                  建設・企業常任委員会委員長 米 村 和 彦   ───────────────────────────────────────文教常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年12月7日の本会議において付託された諸議案について慎重審査の結果、次のとおり議決したので報告する。1 定県第138号議案及び定県第139号議案については、多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した。2 その他の議案については、原案のとおり可決すべきものと決した。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                     文教常任委員会委員長 小 林 大 介   ───────────────────────────────────────総務政策常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年12月7日の本会議において付託された諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                   総務政策常任委員会委員長 高 橋 栄一郎   ───────────────────────────────────────総務政策常任委員会請願審査結果報告書 当常任委員会は、本会議において付託された請願1件について慎重審査の結果  不採択とすべきもの      1件 以上別表のとおり議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                   総務政策常任委員会委員長 高 橋 栄一郎   ───────────────────────────────────────厚生常任委員会請願審査結果報告書 当常任委員会は、本会議において付託された請願3件について慎重審査の結果  不採択とすべきもの      3件 以上別表のとおり議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                     厚生常任委員会委員長 新 堀 史 明   ───────────────────────────────────────文教常任委員会請願審査結果報告書 当常任委員会は、本会議において付託された請願2件について慎重審査の結果  不採択とすべきもの      2件 以上別表のとおり議決したので報告する。  令和4年12月14日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                     文教常任委員会委員長 小 林 大 介   ───────────────────────────────────────議会運営委員会請願審査結果報告書 当委員会は、本会議において付託された請願4件について慎重審査の結果  継続審査とすべきもの     4件 以上別表のとおり議決したので報告する。  令和4年12月16日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                     議会運営委員会委員長 加 藤 元 弥   ─────────────────────────────────────── △《本会議録-令和4年第3回-20221219-029355-諸事項-討論-井坂新哉議員》 ○議長(しきだ博昭) これより討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  井坂新哉君。  〔井坂新哉議員登壇〕(拍手) ◆井坂新哉議員 日本共産党の井坂新哉です。  私は、日本共産党神奈川県議会議員団を代表し、議員提出議案を含む51議案のうち、42議案に賛成し、9議案に反対する立場から討論を行います。  まず、議員提出第5号議案 神奈川県議会の保有する個人情報の保護に関する条例、定県第99号議案 個人情報の保護に関する法律施行条例、定県第101号議案 神奈川個人情報保護条例を廃止する条例及び定県第103号議案 神奈川情報公開条例の一部を改正する条例についてです。  これらの議案は、いずれも、2021年に改正された個人情報の保護に関する法律に基づき、これまでの神奈川個人情報保護条例を廃止し、新たに個人情報の保護に関する法律施行条例を制定することに伴う議案となっています。  国は、デジタル社会の形成を図るため、個人情報の保護とデータ流通の両立を図ること、また、これまで地方公共団体ごとに定められていた個人情報保護条例の規定や運用を統一化することなどを目的として、法律を改正しました。  しかし、国会審議の中で、参考人からは、多くの自治体の個人情報保護条例で定められていた、本人からの直接収集の原則や、思想・信条、病歴などの要配慮個人情報の収集禁止の原則がなくなることなどへの懸念が示されました。  このように、専門家から、個人情報の利活用を優先し、個人情報保護の後退を招くとの重大な指摘がされています。  これらの問題を抱えた法律の施行に当たり、私たちが特に問題と考えるのは、匿名加工情報の利活用を進めることです。  匿名加工情報は、氏名や生年月日、マイナンバーなどの個人情報を分からないように加工することで、個人情報ではなくなるとして扱うものです。このことにより、本人の同意を得ずに第三者に提供することができるようになり、情報収集の目的以外の利用を可能とするものです。  具体的には、匿名加工情報を、民間事業者の提案に応じて地方自治体が料金を徴収して提供することとなり、行政が集めた個人情報が、本人の同意もなく企業などの利益のために利用されることになります。  個人情報は、個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきであり、自分のどのような情報が集められているのかを知ることや、不当に使われないように関与することなど、自己情報をコントロールする権利や情報の自己決定権を保障することが大切です。  改正された個人情報保護法は、これらの権利をないがしろにするものであり、個人情報保護よりも利活用を優先する内容ですので、この法律は改めるべきです。  今回提案された議案によって、個人情報保護法の運用に至ることとなりますので、賛成できません。  このような理由から、定県第99号議案、定県第101号議案に反対いたします。同様の趣旨で、匿名加工情報の規定を盛り込んだ議員提出第5号議案についても反対するものです。  また、定県第103号議案 神奈川情報公開条例の一部を改正する条例については、どのような匿名加工情報が企業などに提供されたかという情報を非公開情報とするなど、住民には明らかにしないという規定を設けることになりますので、この条例にも反対をいたします。  次に、定県第125号議案 神奈川科学技術政策大綱の変更についてです。  この大綱は、科学技術イノベーションを推進し、その成果を社会に実装していくことがうたわれています。私たちも、この理念には賛同するものですが、この大綱の中では、県の役割と施策の基本的な方向についての記述において、未病事業の推進、最先端医療の推進などのヘルスケア・ニューフロンティア政策の推進を前面に出し、施策を展開することが示されています。  これまでも私たちは、未病改善事業が県民の健康維持や介護予防の促進について、県民を直接支援するものではなく、未病産業を支えるための産業支援であるということについて、抜本的な見直しを求めてきました。  特に、市町村が行っている特定健診、特定保健指導などの支援、がん検診などの推進を図るなど、直接、県民を支援することが重要です。  以上のような理由から、定県第125号議案に反対をいたします。  次に、定県第135号議案 知事及び副知事の給与等に関する条例等の一部を改正する条例と定県第141号議案 県議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例についてです。  これらの議案は、知事や議員など特別職の期末手当の引上げを行うものです。人事委員会勧告に基づき、一般職員の期末手当などが引き上げられますが、特別職については、既に十分な報酬や手当が現在も支払われており、一般職員と同じように考えるべきではないと思います。  県は、財政が厳しいことを理由に、住民からの多くの切実な要望を後回しにしており、そのような中で、知事や議員などの特別職の手当を引き上げることは妥当とは思いませんので、これらの議案に反対をいたします。  次に、定県第138号議案 学校職員給与等に関する条例の一部を改正する条例、定県第139号議案 公立の義務教育学校等教育職員給与等に関する特別措置に関する条例の一部を改正する条例についてです。  両議案は、いずれも総括校長という、これまでになかった役職を新しく位置づける内容が含まれています。  私たちは、これまでの総括教諭制度の導入後の状況から、同等の職層内にさらなる階層化を設けることの弊害があると思いますので、総括校長制度の導入はやめるべきと考えています。  総括校長制度は、総括教諭制度と全く同じ想定ではありませんが、この制度の導入により、校長間の序列や学校間の序列につながりかねないと考えます。  校長の職責は、自らの所属する学校に対して存在するものであり、他校の校長職を指導する責任は、本来負っていません。新たに、他校の校長への指導・助言などを職務として課すことは、大きな負担であると同時に、それぞれの校長の主体性や独自性を損なうおそれがあります。  また、経験の浅い校長の人材育成という職務を課せられますが、教員として様々な立場で数十年の経験を重ねている方は、校長のあるべき姿もそれぞれに考察していると思われ、他の校長から指導・育成となると、押しつけにもなりかねません。  さらに、教育施策の立案・実施に向けた教育局との調整という職務を示されていますが、教育委員会と学校間の必要な調整は、全ての学校が対等に扱われるべきで、意図的ではなくても、総括校長の意向が入れば、やはり各校の対等な関係を損ねることになります。  これらの理由から、総括校長制度はやめるべきと思いますので、定県第138号議案、定県第139号議案に反対いたします。  以上の理由から、議員提出第5号議案、定県第99号、第101号、第103号、第125号、第135号、第138号、第139号及び第141号議案の9議案に反対をいたします。  以上で討論といたします。                               〔拍 手〕 △《本会議録-令和4年第3回-20221219-029356-諸事項-討論-綱嶋洋一議員》   〔綱嶋洋一議員発言の許可を求む〕 ○議長(しきだ博昭) 綱嶋洋一君。  〔綱嶋洋一議員登壇〕(拍手) ◆綱嶋洋一議員 自由民主党神奈川県議会議員団を代表し、本定例会に提案された定県第91号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算案ほか諸議案に対し、所管常任委員会における審議並びに審査結果を踏まえ、討論を行います。  初めに、マスク飲食実施店認証制度の今後の対応についてです。  マスク飲食実施店認証制度は、多くの飲食店が取り組み、また、多くの飲食店利用者にも理解を頂き、新型コロナウイルス感染症拡大防止に一定の役割を果たしたと考えています。  一方で、新型コロナウイルスはオミクロン株が主流となり、致死率の低下や治療薬の開発などと相まって、行動制限の緩和も進んできたことから、これまでの感染症対応についても様々な見直しがされているところです。  こうした状況も踏まえ、認証制度の継続に固執することなく、柔軟に見直しを進めていくことを求めます。  次に、自転車利用者の交通ルール遵守に向けた取組についてです。  県内の交通事故は、昨年と比べて減少しているとはいえ、自転車乗車中の交通事故は、一たび発生すれば、利用者自身の命に関わる重大な危険性が高いばかりでなく、歩行者と衝突すれば、加害者にもなり得ます。  引き続き、自転車利用者の交通ルール遵守に向けた取組とともに、ヘルメットの着用等、安全利用に向けた啓発活動を推進することを求めます。  次に、道路標示の補修についてです。  道路標示の更新・補修を求める県民の要望は非常に多く、また、交通の安全と円滑を図り、県民の安全・安心を確保する意味からも、引き続き、スピーディーに対応することが重要です。  限られた予算の中で、該当箇所の地域が多少離れていても、一つの工事として組み合わせるといった方策を用いて、より一層の迅速化を図っていくことを求めます。  次に、令和4年度12月補正予算、国際文化観光費についてです。  全国旅行支援が始まる中、本県でも「いざ、神奈川!」が開始されました。県内観光地でも多くの観光客が見られ、にぎわいが戻ってきたものの、まだまだコロナ禍前の水準には戻っていません。  国から、年明け以降の全国旅行支援の事業の開始時期について発表がありました。「いざ、神奈川!(第2弾)」も、年明けの閑散期には期待が持てる策として考えますが、観光事業者にとっては、準備期間が必要であり、県として速やかに割引適用期間を決定し、観光事業者や利用者に向けて、しっかりと周知していくことを求めます。  次に、今後のスポーツ施策の推進についてです。  ラグビーワールドカップ、東京2020オリンピック・パラリンピック、ねんりんピックの終了により、スポーツ局が創設されて以来、毎年のように開催されてきた大規模イベントは一区切りつき、スポーツ局の規模も順次縮小傾向にあります。  しかし、規模の大小にかかわらず、スポーツをする・観る・支えることは、県民にも様々なよい効果が期待できます。スポーツ局の今後に向けて議論が必要と考えます。  あわせて、部活動の地域移行やスポーツツーリズム、県民の健康増進など、部局を横断する取組では、スポーツ局が中心となり、しっかりと神奈川のスポーツ行政を推進していくよう求めます。  次に、本県における魚類養殖の振興についてです。  漁獲量が減少する中、漁業関係者が企業と協力して養殖を推進することは、漁業所得の向上や県民への安定供給のみならず、地域活性化にも貢献します。  今回調査した生けすにおけるスマート技術は、魚類養殖の導入に向けて大いに参考になると考えます。本県初の魚類養殖の実現に向け、漁業関係者や民間事業者と協力し、財政的補助も含めた支援策を検討し、時期を逸することなく、スピード感を持って取り組むことを求めます。  さらに、新たな水産振興施策を着実に推進していくため、水産行政組織の体制強化に努めることも求めます。  次に、小児医療費助成制度の拡充についてです。  小児医療費助成は県民へのメリットが大きく、少子化や人口減少が進む全国の市町村が拡充に力を入れている事業ですが、その反面、市町村の財政負担が増加をしています。  そのような中、県は市町村の要望に応え、助成の対象年齢を引き上げ、県内全市町村に支援をする方針を明らかにしたことは評価いたします。  しかしながら、県財政を今以上に悪化させないため、より一層の事業見直しを進め、財源を捻出する必要があります。  また、全国自治体の住民が平等に小児医療費助成の恩恵を受けられるよう、引き続き粘り強く国に全国一律の制度の創設を要望していくことを求めます。  次に、神奈川県歯及び口腔の健康づくり推進条例の一部改正についてです。  フッ化物洗口については、効果が見込まれることが実証されています。今回、県民に分かりやすく伝えられるよう条文の改正に努め、県民の健康のため、その効果の周知や普及に取り組むことを求めます。  また、災害発生時の歯科保健対策についても、来年度策定する計画にも位置づけて、しっかりと取組を進めることを求めます。  次に、企業経営の未病改善についてです。  企業経営の早期改善、あるいは企業を支援機関につなげる取組は重要ですが、現在の取組実績としての支援機関に相談する企業数を見ると、有効な取組とは言い切れません。  地元企業の意見を聞くと、未病という言葉が理解や周知の障壁になっている可能性も懸念されます。事業者に分かりやすく、活用しやすい事業とするため、未病を使った表現方法を改善すべきと考えます。  また、チェックシートの内容についても、コロナや物価高騰などの社会情勢や、事業者や支援機関などの声に耳を傾け、常に改善を心がけ、事業者支援として何が求められ、何が適切なのか、いま一度、事業者目線に立った取組とすることを求めます。  次に、水道管路更新における設計・施工一括発注方式の試行についてです。  この発注方式は試行的に導入されるものですが、今後の水道管路更新にとって重要な取組であり、地元企業は注視しています。受注者や業界団体の声をしっかりと受け止め、課題を検証し、慎重に進めていくことを求めます。  次に、寒川町学校給食センター整備事業費についてです。  企業庁の地域振興施設等整備事業を活用した寒川町の給食センターの建設ですが、物価の高騰や鋼材等の納入に遅れが生じ、工期が延長となりました。今回の措置はやむを得ないことと考えますが、完成後の厨房機器設置等は寒川町に影響が生じます。  企業庁も、学校給食センターが重要な施設であることを十分認識し、より一層の工程管理に努め、緊密に寒川町と連携を図り、来年9月に運用が開始できるよう、最大限取り組むことを求めます。  最後に、ゼロ県債による県立学校の空調設備や耐震補強工事についてです。  子供たちの安全を確保し、学校の教育活動に支障がないよう留意し、資材の高騰、物価高を考慮しつつ、着実に進めることを求めます。  また、幼稚園等のスクールバスでの児童置き去りの事故については、二度と繰り返されることがないよう、国が出した安全対策をしっかりと県を通じて市町村へ周知を行っていくこと、県教育委員会と市町村が連携し、迅速な安全対策の実施につなげていくことが重要です。  そして、国のガイドラインや補助金に関する情報を入手次第、速やかに県内市町村へ提供するとともに、研修等を通じて周知徹底を図ることで、県内全域で安全装置の円滑な導入が図られることを求めます。  以上、意見、要望を申し上げ、本定例会に提案された諸議案に関し、所管常任委員会の審査結果報告のとおり賛成することを表明し、討論を終わります。                               〔拍 手〕
    △《本会議録-令和4年第3回-20221219-029357-諸事項-討論-佐々木ゆみこ議員》   〔佐々木ゆみこ議員発言の許可を求む〕 ○議長(しきだ博昭) 佐々木ゆみこ君。  〔佐々木ゆみこ議員登壇〕 ◆佐々木ゆみこ議員 神奈川ネット、佐々木ゆみこです。  今議会に上程されました定県第99号、100号、101号並びに103号、議員提出第5号議案について、反対討論を行います。  神奈川県は、都道府県で初めて個人情報保護条例を制定し、市民目線で、個人の持つ様々な個人情報を県として保護し、社会状況の変化に応じて独自に検討、実施し、市民との信頼関係を築き、さらには、国の個人情報保護法や他の自治体の動きを牽引してきたのは、諸先輩のよく知るところです。  昨今、新産業創出のためビッグデータを活用する動きもあり、さらに、人口縮小社会に向かい、行政業務削減を図る中で、統一のプラットフォームが必要になっている時代背景などがあることは承知しています。  昨年5月19日に、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律が公布され、本県でも昨年11月18日に、神奈川県情報公開・個人情報保護審議会に当該事項などの対応について諮問をし、今年の5月30日に答申が出されています。  審議会の審査における質問においては、国へ問合せを行い、県として行える可能なことを模索してきたと聞いております。しかし、国の個人情報保護委員会は白黒はっきりしていない部分を最大限活用しながら、県がこれまで行ってきた個人情報を保護する姿勢を維持していこうとする県審議委員からの御提案も、残念ながら、新条例案の中に多く見ることはありません。  県として、これまでの保護の水準を下げることなく運用していくとのことですが、国の指導や判断を仰ぎながらとなると、これまでの県の姿勢を維持していくことは困難と考えます。  そもそも、地方分権一括法が制定され、国と自治体は同等であり、神奈川県は決して国の下部組織ではありません。にもかかわらず、国の保護委員会の判断に左右されなければならないことに大きな疑念を覚えます。  これまで、個人情報を公開するか否かの判断は県の審議会に諮っていましたが、国の保護委員会判断になるのも、到底納得のいくものではありません。  国での新法制定の際、衆議院内閣委員会でも、条例制定する場合には、地方自治の本旨に基づき、最大限尊重することと附帯決議が付されていながら、ほとんど反映されていない状態であると言っても過言ではないと思います。  さらに、県審議委員長の発言の中にも、「歴史的経緯にかんがみ、また個人情報保護委員会の頑なで、自治体の姿勢を慮らない態度に接すると、名称を施行条例にするのは何とも納得いかないことは理解できる」とあるように、条例名称からも、自治体の独自性、柔軟性が感じられません。  個人情報を保護する責任を県は国に丸投げしているかのようにも見え、市民と県がこれまで築き上げてきた信頼をないがしろにしているようです。  デジタル技術は日進月歩の世界です。行政機関等匿名加工情報についても、加工情報の提供を受けた事業者、また、第三者への提供についても、漏えいにつながらないか、不安が残ります。  これら運用面でも、まだまだ不明な部分もあり、保護委員会がどれだけ機能するかも不透明な中、現条例を廃止し、新条例に移行することには反対せざるを得ないと考えます。  県として、これまで市民と共に個人情報を保護し、その信頼を築いてきた、その気概をしっかりと持っていただき、国の下部組織ではない、同等の権限を持つ自治体としての姿勢を示していただきたいと考えます。  現状のままでは、県の姿勢も疑われてしまうことになると考え、よって、定県第99号に反対し、関連する諸議案にも反対を申し上げ、討論を終わります。 △《本会議録-令和4年第3回-20221219-029358-諸事項-討論-ためや義隆議員》   〔ためや義隆議員発言の許可を求む〕 ○議長(しきだ博昭) ためや義隆君。  〔ためや義隆議員登壇〕(拍手) ◆ためや義隆議員 私は、立憲民主党・民権クラブ神奈川県議会議員団を代表し、今定例会に提案された定県第91号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第5号)ほか諸議案に対し、所管常任委員会における審査結果を踏まえ、討論を行います。  冒頭、一言申し上げます。  新型コロナウイルスは現在、BA.5が主流とされており、感染者数も微増が続いております。BQ.1等の変異種に置き換わりながら第8波が続くとも報道されており、また、インフルエンザとの同時流行についても懸念するところです。  加えて、ウクライナ危機による世界情勢の不安定化によって、我が国でも国民保護の議論がかつてないほど高まり、また、歴史的円安による物価高騰など、長引くコロナ禍によって、かつてない困難に直面していると言えます。  このような情勢の中、県として必要な対策をちゅうちょなく行い、県民に寄り添った施策を講じることを求め、討論に入ります。  初めに、在日米軍基地におけるPFOS等の安全管理についてです。  厚木、横須賀基地の流出事故を受け、基地だけでなく、可燃性の物質を大量に貯蔵している横浜市鶴見区の鶴見貯油施設などの米軍施設も、PFOS等の泡消火剤を備蓄している可能性が高いと考えます。  米海軍は12月中にPFOS等の入替えを行うとの情報がありましたが、県民の安全・安心のためにも、引き続き、米軍に情報の開示を求めるとともに、日米地位協定の改定など、国への働きかけを強めていくよう求めます。  次に、マスク飲食実施店認証制度についてです。  当該制度と現実のギャップを埋めるため、換気の重要性を踏まえたパーティションの設置等、ルールの見直しや、来訪者が安心して判断できるよう、ルールを厳守している店のみ認証店であることを示すなど、有効性のある制度としていくよう求めます。  また、今後の制度の在り方について、国へ具体的にどうすべきかという提案をするとともに、全国知事会を通じて都道府県で議論し、全国知事会からも要望するよう求めます。  次に、国民保護についてです。  弾道ミサイルによる攻撃を想定した訓練を来年2月か3月頃に開催するとのことですが、関係機関と連携し、充実した訓練となるよう求めます。  また、緊急避難施設の指定について、県が所管する県域については100%を超えているものの、政令指定都市の指定率が低いことにより、県全体の指定率が45.4%と低くなっています。県は、政令市に対し、県有施設の情報を提供し、連携を図っていくとのことですが、企業などにも協力を呼びかけるなどし、指定率を向上させるよう求めます。  次に、旅券法の一部改正等に伴う対応についてです。  今回の旅券事務の制度改正等は大きな変化であり、事前にしっかりと県民へ周知することが重要です。電子申請については、申請可能でないケースもあるとのことですので、引き続き、国や移譲市町と連携し、周知等に取り組むよう求めます。  次に、第4次神奈川県食育推進計画(素案)についてです。  計画素案にもあるとおり、食育において、学校給食における県産農産品の活用拡大を目指していくことは重要です。今後、教育サイドと生産サイドが参加した情報共有とマッチングの場をつくっていくとのことですが、県として発掘した好事例の共有など横展開も図り、県全体に取組が広がるよう求めます。  次に、第8波におけるコロナ対策についてです。  先月29日の対策本部会議にて、オミクロン株の特性を踏まえたレベル分類の見直しが行われました。今後、県は最新の正確な情報を県民に伝えることによって、オミクロン対応のワクチン接種率を上げること、いざというときに備えて、県自ら検査キットを備蓄すること、そして、自宅療養中にコールセンターに電話した際、確実に対応できること、発熱診療が困難としていた医療機関等へ働きかけ、オンライン診療を充実させること、一人一人がオンライン診療に協力することで、社会全体の医療逼迫を抑えられるというメッセージを、若者世代をはじめとして呼びかけることを求めます。  次に、神奈川県立産業技術短期大学校西キャンパスの再整備についてです。  県の施設初のZEB Readyとして、51%の省エネを実現した建物となったことには一定の評価をいたします。一方、県が力を入れている再生可能エネルギーによる創エネに対しては、12%にとどまるということで、残念にも感じます。  これから局・県を挙げて、ZEB・ZEHの推進に取り組むということですので、ZEB Readyにとどまらず、創エネにも注力し、Nearly ZEB、そして完全なZEBを目指していくよう求めます。  次に、流域下水道会計における管理事業に対する市町負担金についてです。  電力価格高騰の影響を受け、流域下水道会計における市町負担金の一部が変更となりました。各市町が下水道事業運営に苦労している中、さらなる負担金の増額は、大きな負担になると懸念します。  各市町との丁寧な情報共有に努めるとともに、国に対し交付金を求めるなど、市町の負担軽減を図るよう求めます。  次に、夜間定時制の現状と一部募集停止の考え方についてです。  我が会派では過日、視察に伺い、外国につながりを持つ生徒や中学のときから事情を抱えて入学してきた生徒に丁寧に向き合ってきた現状を拝見してきました。先生方の長年の歴史とノウハウを貴重なものと改めて位置づけ、新設校の準備委員会での取組を強化するよう求めます。  また、募集停止が始まる令和8年度まで、オープンで十分な議論を行うとともに、卒業生、在校生の生の意見や関連する歴代校長、教頭、職員等の総力も結集して、今後、定時制高校進学の選択肢として考え、入学してくる生徒にとって、かけがえのない学校とするよう求めます。  最後に、教員の働き方改革に関する指針の取組状況についてです。  学校現場がブラックとの印象が広まり、全国的に教員志願者が減少している中、教員が笑顔で子供たちに接している姿を見せることは、教員不足に対する何よりの特効薬となり得ます。  県教育委員会は、神奈川の教員を確保するためにも、神奈川の教員の働き方改革に関する指針の取組に、ウエルビーイングの視点を加えるなど、教員の働き方改革の取組をさらに加速させるよう求めます。  以上、今定例会に提案された定県第91号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第5号)ほか諸議案に対し、賛成を表明し、討論を終わります。                               〔拍 手〕 △《本会議録-令和4年第3回-20221219-029359-諸事項-討論-西村くにこ議員》   〔西村くにこ議員発言の許可を求む〕 ○議長(しきだ博昭) 西村くにこ君。  〔西村くにこ議員登壇〕(拍手) ◆西村くにこ議員 私は、公明党神奈川県議会議員団を代表し、今定例会に提案された定県第91号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算ほか諸議案に対し、所管常任委員会審査結果を踏まえ、賛成の立場から、意見、要望を交えながら、討論を行います。  まず、個人情報の保護に関する法律施行条例について申し上げます。  社会全体のデジタル化に対応した個人情報保護とデータ流通の両立が求められる中、個人情報の保護に関する法律が改正されました。これにより、神奈川個人情報保護条例が廃止され、新たに個人情報の保護に関する法律施行条例の制定などが行われますが、これまでの個人情報保護の水準を確実に維持することを強く求めておきます。  また、この法改正に伴い、データ利活用の推進を図るため、新たに行政機関等匿名加工情報の提供制度が導入されますが、安全性を確保した上で、民間事業者に対する制度の周知や活用支援に努めることを要望します。  次に、神奈川科学技術政策大綱の改定について申し上げます。  科学技術の社会実装を促進し、その成果をより効果的に県民に届けるためには、県が産学公連携のリード役を発揮することが必要と考えます。県民ニーズの把握に努め、科学技術の成果を地域にしっかりと還元し、分かりやすく社会に伝えていくことを要望します。  次に、観光需要喚起策実施事業費について申し上げます。  新型コロナウイルス感染症により落ち込んだ観光需要を喚起するため、神奈川県内の旅行に対する割引である全国旅行支援「いざ、神奈川!(第2弾)」を1月10日より実施することは、閑散期対策として有効と考えます。  第1弾の課題等を検証した上で速やかに周知を図り、できるだけ長く割引期間が実施できるよう取り組むことを要望します。  また、事業の実施に当たっては、感染症対策の徹底に努めることを求めておきます。  次に、子供の安心・安全対策の推進について申し上げます。  県は、障害児通所支援事業所、保育施設、幼稚園等に通う子供たちの送迎用バスの安全装置の装備など、施設設置者が講じる安全対策の強化に要する費用に対しての補助を計上しました。  しかし、全国で一斉に安全装置の設置が進められる中で、装置自体が確保できるのか、設置工事が迅速に実施されるのかが危惧されます。確実に、また早急に実施できるよう対応を求めます。  加えて、現在、想定されている装置より効果の高い装備やシステムも開発をされてきており、それらの導入についても実施できるような補助額や補助スキームの検討も求めておきます。  一方で、幾ら装備を充実しても、その扱いが形骸化してしまうと、本来の効力を失うと考えます。責任感を持った担当者によるクロスチェック、ダブルチェックの重要性を改めて現場で確認いただけるよう、働きかけをお願いいたします。  次に、出産・子育て応援事業費補助について申し上げます。  妊産婦への伴走型支援は、我が党が従来より訴えてきたものです。現場のニーズに即した事業を展開するため、当事者や市町村の意見を吸い上げ、迅速に実施できるよう、県としての支援を求めておきます。  次に、コロナ対策として、県民・市民に発出をしている四つの協力のお願いについて申し上げます。  県民・市民に広く協力いただくために、抗原検査キットの低廉化や、購入しておいた解熱鎮痛剤の代金を陽性判明後に弁償できる制度など、県民の費用負担の軽減を引き続き国に働きかけるとともに、それらを買い求めることが困難な生活困窮世帯への対策を検討されますよう求めておきます。  次に、脱炭素の取組について申し上げます。  脱炭素を進めるためには、再生可能エネルギーの導入促進だけでなく、省エネルギーの促進や森林の整備・保全なども含めた総合的な対策を講じる必要があります。  神奈川県地球温暖化対策計画とかながわスマートエネルギー計画に、脱炭素に関する記載がありますが、所管する局が環境農政局と産業労働局に分かれており、どちらで、どのような取組をしているのか、非常に分かりづらいものになっていることから、全体の取組や目標などを、県民や企業の皆様に分かりやすく見える化するよう要望します。  また、脱炭素の目標を達成するためとはいえ、県民の税金を投入して安易に排出量取引に走るのではなく、県として、着実な脱炭素政策を遂行することを求めておきます。  次に、健康団地の推進に向けた取組について申し上げます。  今定例会の代表質問に対して知事は、使用料免除などの支援を行い、高齢者支援団体の空き住戸への入居を後押しし、高齢化に対応した地域コミュニティーの活性化を図ると答弁されました。  また、共益費の徴収については、県が自治会に代わって徴収する具体的な仕組みについて、次の定例会に県営住宅条例の改正を提案できるよう準備を進めていると表明されました。  今後は、介護施設などの関係者が集まる場に県が積極的に出向いて、空き住戸の活用を呼びかけるとともに、共益費徴収の仕組みについても迅速に対応されることを要望します。  次に、患者に寄り添ったがん対策についてです。  代表質問に対して知事は、公的な資格ではないこともあり、ピアサポーターを知っている患者の割合は低い、県が認定する仕組みを患者団体やがん診療連携拠点病院等と検討していくと答弁されました。  同じ経験を持つ人が体験を共有し、共に考えるピアサポート活動は、がん患者の不安や疑問を解決するための重要な支援です。ピアサポーターを認定する仕組みを一日も早く構築し、その育成に全力で取り組まれることを求めます。  次に、本人の意思を尊重した障害者の権利を守る取組についてです。  障害者が生活を送る上で、障害者本人の意思を尊重した支援が行われることとともに、その財産についても、本人の意思を酌み取った管理が求められます。  障害者の成年後見制度について取り上げた我が党の代表質問に対し、知事は、成年後見人等を対象に、意思決定支援を含めた研修を新たに実施し、成年後見人等を担う弁護士、司法書士、行政書士等の団体や福祉関係者などを構成員とした協議会を新たに立ち上げ、当事者目線に立った成年後見の在り方を協議していくと答弁されました。  今後は、「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~」の理念の下、当事者の望みや願いを尊重し、当事者が自らの意思に基づいて暮らすことができる社会の実現を要望します。  次に、道路損傷通報システムの利用拡大について申し上げます。  道路損傷通報システムのアプリ利用について、警察と連携し、共有化することで、横断歩道の劣化対応等にも生かしていただきたいと思います。あわせて、それらの取組をスムーズに実施できるよう、現在の県のアプリの表記についても改めていただくよう要望します。  最後に、学校の部活動の地域移行について申し上げます。  関係部局や団体等も多く、部活動の地域移行の調整は非常に難しいと承知しています。しかし、国は、令和5年からの段階的な移行を考えており、現場での対応を促すためにも、県教育委員会が早急に方針策定を進めることを求めます。  以上、意見、要望を申し上げ、今定例会に提案された諸議案に賛成し、討論といたします。                               〔拍 手〕 △《本会議録-令和4年第3回-20221219-029360-諸事項-討論-菅原直敏議員》   〔菅原直敏議員発言の許可を求む〕 ○議長(しきだ博昭) 菅原直敏君。  〔菅原直敏議員登壇〕(拍手) ◆菅原直敏議員 かながわ県民・民主フォーラム神奈川県議会議員団を代表し、本定例会に提案された定県第91号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第5号)ほか諸議案に対し、所管常任委員会における審議並びに審査結果を踏まえ、賛成の立場で討論を行います。  最初に、定県第91号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算についてです。  介護サービス等の提供体制を維持するため、新型コロナウイルス感染症の療養者が発生した際に、必要な介護人材の確保や感染症拡大防止対策に対する補助を追加することとなっています。  福祉、医療の現場は依然として逼迫をしております。「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~」の理念も踏まえ、担い手人材の確保に向けた取組となることを考慮して、賛成をいたします。  次に、職員の給与等勤務条件についてです。  職員の給与及び通勤に要する費用の弁償に関する条例の一部を改正する条例等が上程されております。  人事委員会勧告等を踏まえて給与の改定を行うことは必要と考えますが、一方で、県民に新たな負担が発生することを踏まえて、県民の皆さんが県民サービスの向上を実感していただけるよう、ふだんの業務に当たるよう求めます。  また、給与の改定以上に、勤務条件の改善がより重要であると考えております。私たちが常に求めている過重労働解消に向けた各種取組を進めるように求めます。  次に、令和3年度内部統制評価報告書についてです。  制度の導入から3年目となり、今回初めて全所属を対象として評価したとの報告がありました。昨年度、監査委員から重大な不備とされた予算執行科目の誤りについて半減させたことは、内部統制による取組の成果として評価をいたします。  一方で、今回、重大な不備として書類の偽造などが報告されており、再発防止を徹底するように求めます。また、安定的な内部統制の執行体制の維持のため、十分な人員を確保し、引き続き、事務の適正な執行に努めるように求めます。  次に、災害発生時の信号機の滅灯対策についてです。  大規模災害はいつ起こるか分からないことから、その備えは非常に重要であり、本県でも大規模地震や大規模台風等の発生が懸念されております。  災害による停電の結果、県内に設置されている信号機が滅灯し、道路交通網が混乱し、大きな交通事故を招く可能性があります。よって、災害発生時の信号機の滅灯対策に取り組んでいただくことを求めます。  特に、幹線道路沿いの信号機にあっては、自動的に把握、復旧する仕組みがありますが、山間部等、これらの仕組みを持たない信号機にあっては、対応に時間を要することになります。  災害により混乱する中で、多くの任務がある警察人員が、滅灯した信号機への対応に多く割かれることを避けるためにも、自動的に把握、復旧するシステムのさらなる導入・強化を検討することを求めます。  次に、感染拡大時における全国旅行支援についてです。  本県では、現在、観光需要喚起策である全国旅行支援「いざ、神奈川!」を実施しており、全国から多くの観光客が訪れています。  一方で、感染者数は拡大傾向にあり、中等症患者の病床使用率は50%を超過しております。県は、国の方針に合わせて全国旅行支援を実施していますが、拡大を不安視する声も上がっています。  神奈川県観光振興条例の見直しにおいても、安心の観点を規定に盛り込む方向です。よって、感染拡大時における全国旅行支援の扱いについては、今後も引き続き、利用者、事業者に対して、感染防止対策の徹底を呼びかけるとともに、感染拡大の状況いかんでは、事業を柔軟に停止することも視野に入れ、慎重に取組を進めるよう求めます。  次に、不登校対策についてです。  神奈川県児童・生徒の問題行動・不登校等調査の結果が示され、不登校が依然として大きな課題とされております。  このような中、今定例会で私たちの会派の代表質問において、小中学校における不登校の児童・生徒へのICTを活用した支援について伺い、児童・生徒の学びを継続する有力な手段となっていることが確認できました。  家庭やフリースクールなどでの学習を校長が出席として認めることやICTの活用等は児童・生徒本位の取組であり、今後も積極的に活用を図るよう求めます。  また、今年度、不登校特例校が県内で初めて公立中学校に設置されました。全員担任制や教科担当制等の取組は、児童・生徒にとって学びの場、先生の関わりなどで選択肢を増やします。よって、これらの取組事例・成果を教育現場において共有することを求めます。  次に、かながわ男女共同参画推進プランの改定についてです。  女性の社会参画を妨げることとして、人々の意識、社会の仕組み、組織の環境等の様々な要因が挙げられます。その中で、本県における男女共同参画の大きな課題として、政策・方針決定過程における女性の参画が挙げられております。  人々の意識改革と社会の仕組み・組織の環境等の変革は密接な相関関係にあり、行政、議会双方が協働しながら大胆な決断をしていくことが、同プランの推進のためには肝要であると考えております。  同プランの掲げる理念は、開明的であると評価をしておりますので、適切な課題設定を行って、施策の実効性を高めていくと同時に、「隗より始めよ」ではないですが、まず県庁自体が同プランの成果を体現していくことを期待しております。  最後に、共生社会の推進についてです。  10月21日に公布された「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~」について、条例の分かりやすい版を作成したり、当事者目線の障がい福祉推進シンポジウムを開催したりする等、各種取組が具体化されている点は評価をいたします。  今までは、ともに生きる社会かながわ憲章を通じた理念の浸透に比較的施策の重きが置かれてきましたが、いよいよ実効性が問われる段階になりました。まさに知事がおっしゃる、条例ができて終わりではない、どのように形にしていくのか、であります。  様々な難題が想定されますが、障害当事者と御家族の多様なニーズに対応できる受入れ体制のさらなる整備・拡充、担い手人材の育成・確保と処遇改善、実効性を担保するための財政支援と推進体制の機能強化に努めるとともに、諸情勢の変化に応じ、柔軟かつ果断に見直しを行うことを、条例に基づき着実に行うことを求めておきます。  以上、意見、要望、提案を申し上げ、本定例会に提案された諸議案に関し、所管常任委員会の審査結果報告のとおり、賛成することを表明し、討論を終わります。  以上です。                               〔拍 手〕 △《本会議録-令和4年第3回-20221219-029361-諸事項-諸報告・採決等-》 ○議長(しきだ博昭) 以上で討論を終わります。  採決いたします。  採決は区分して行います。  まず、日程第2、議員提出第5号議案 神奈川県議会の保有する個人情報の保護に関する条例について、所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立多数により、原案のとおり決しました。  次に、日程第3について採決いたします。  日程第3のうち、まず、定県第135号議案及び定県第141号議案について、以上一括して、所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立多数により、以上、原案のとおり決しました。  次に、定県第99号議案、定県第101号議案及び定県第103号議案について、以上一括して、所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立多数により、以上、原案のとおり決しました。  次に、定県第125号議案、定県第138号議案及び定県第139号議案について、以上一括して、所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立多数により、以上、原案のとおり決しました。  次に、定県第100号議案 神奈川個人情報保護審査会条例について、所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立多数により、原案のとおり決しました。  次に、ただいま議決になりました9件を除く日程第3の諸議案について、以上一括して、所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔総員起立〕 ○議長(しきだ博昭) 総員起立により、以上、原案のとおり決しました。  次に、日程第4について採決いたします。  日程第4のうち、まず、請願第45号-1から請願第47号-2までについて採決いたします。  以上、5件の請願に対する所管委員会の報告は不採択でありますが、採択についてお諮りいたします。  請願第45号-1から請願第47号-2までの各請願について、採択することに御賛成の方は御起立を願います。  〔起立少数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立少数により、以上、5件の請願は不採択と決しました。  次に、日程第4のうち、請願第48号 教育費の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願について採決いたします。  本請願に対する所管委員会の報告は不採択でありますが、採択についてお諮りいたします。  請願第48号 教育費の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願について、採択することに御賛成の方は御起立を願います。  〔起立少数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立少数により、本請願は不採択と決しました。  次に、ただいま議決になりました請願6件を除く日程第4の各請願について、以上、所管委員会の報告どおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立多数により、以上、所管委員会の報告どおり決しました。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、日程第5、委員会の調査についてを議題といたします。  お諮りいたします。  日程第5につきましては、各委員会の報告どおり、今後、閉会中も引き続き調査を願うことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。  各委員会におかれましては、慎重調査の上、その結果の御報告を願います。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、日程第6、神奈川川崎競馬組合議会議員1名の選挙を行います。  お諮りいたします。  選挙の方法につきましては、本職から指名推選して選挙いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、本職から御指名申し上げます。  西村くにこ議員を御指名申し上げます。  ただいま御指名申し上げました西村くにこ議員を当選人と決定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、指名のとおり決しました。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、日程第7、定県第142号議案 監査委員の選任について及び日程第8、定県第143号議案 土地利用審査会委員の任命について、以上一括して議題といたします。  議案の朗読は省略いたします。                            〔本会議録別冊213頁参照〕  知事の説明を求めます。  黒岩知事。  〔知事(黒岩祐治)登壇〕 ◎知事(黒岩祐治) ただいま提案しました人事案件2件について、御説明申し上げます。  まず、監査委員の選任についてですが、県議会議員から選任の作山ゆうすけ君が辞任されましたので、御報告申し上げます。つきましては、その後任として、堀江則之君を新たに選任したく、地方自治法第196条第1項の規定により、同意を求めるものです。  次に、土地利用審査会委員の任命についてですが、現委員の田口幸子君ほか6名が12月21日をもって任期満了となりますので、田口幸子君ほか3名を再任するとともに、四條信仁君、谷善造君及び石塚治久君の後任として、由良竜一君、小川俊次君及び中山献君を新たに任命したく、国土利用計画法第39条第4項の規定により、同意を求めるものです。  よろしくお願い申し上げます。 ○議長(しきだ博昭) お諮りいたします。  日程第7及び日程第8につきましては、この程度で採決いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、採決いたします。  採決は区分して行います。  〔堀江則之議員退場〕 ○議長(しきだ博昭) まず、日程第7、定県第142号議案 監査委員の選任について、原案に御同意の方は御起立を願います。  〔総員起立〕 ○議長(しきだ博昭) 総員起立により、原案のとおり同意することに決しました。  〔堀江則之議員入場〕 ○議長(しきだ博昭) お諮りいたします。  日程第8につきましては、一括して採決することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、日程第8につきましては一括して採決いたします。  日程第8、定県第143号議案 土地利用審査会委員の任命について、原案に御同意の方は御起立を願います。  〔総員起立〕 ○議長(しきだ博昭) 総員起立により、原案のとおり同意することに決しました。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、日程第9から日程第14までの意見書案を一括して議題といたします。  意見書案の朗読は省略いたします。                            〔本会議録別冊230頁参照〕  お諮りいたします。  日程第9から日程第14までにつきましては、この程度で採決いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、採決いたします。  採決は区分して行います。  まず、日程第9、新堀史明議員外11名提出 帯状疱疹ワクチンへの助成並びに定期接種化を求める意見書案及び日程第10、綱嶋洋一議員外12名提出 中小企業支援施策の拡充を求める意見書案、以上の各意見書案に御賛成の方は、御起立を願います。  〔総員起立〕 ○議長(しきだ博昭) 総員起立により、以上、原案のとおり決しました。  次に、日程第11、井坂新哉議員外3名提出 全国一律の子どもの医療費助成制度の創設と国民健康保険国庫補助減額調整の全廃を求める意見書案に御賛成の方は、御起立を願います。  〔起立少数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立少数により、本案は否決されました。  次に、日程第12、長田進治議員外12名提出 子育て支援施策の更なる充実・強化を求める意見書案に御賛成の方は、御起立を願います。  〔総員起立〕 ○議長(しきだ博昭) 総員起立により、原案のとおり決しました。  次に、日程第13、井坂新哉議員外3名提出 高齢者等が安心して利用できる介護保険制度を求める意見書案及び日程第14、井坂新哉議員外3名提出 個人番号カード健康保険証の一体化の義務化をやめ、健康保険証の存続を求める意見書案、以上の各意見書案に御賛成の方は、御起立を願います。  〔起立少数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立少数により、以上、2件の意見書案は否決されました。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 以上で、全日程を終了いたしました。  会議の結果につきましては、本職から関係方面に手続をいたします。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 令和4年第3回定例会の閉会に当たり、一言、御挨拶を申し上げます。  本日の議事をもちまして、本年の会議は全て終了する運びとなりました。  議員の皆様方におかれましては、この1年、諸議案並びに県政の諸課題につきまして、県民代表として真摯かつ精力的に審議を尽くされましたことに対し、改めまして心より敬意を表しますとともに、感謝申し上げます。  また、黒岩知事をはじめとする執行機関の皆様方におかれましても、御理解と御協力を賜りましたことに感謝を申し上げます。  私は、本年5月の議長就任に当たり、県議会の使命として、ともに生きる社会かながわ憲章の理念の普及、共生社会の推進に取り組む決意を申し上げました。去る10月14日には「当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~」を、議会における様々な議論を踏まえ、意見を付して、全会一致をもって可決したところであります。  この日、10月14日は、6年前、ともに生きる社会かながわ憲章を議決した日に当たることの意味を、改めてかみしめたいと思います。  また、11月には、津久井やまゆり園において議会報告会を3年ぶりに開催し、障害当事者の方と分身ロボットOriHimeを活用して意見交換を行うなど、共生社会の実現に向けた取組を推し進めているところであります。  今後も、県民の皆様に開かれた議会づくりに努めるとともに、県当局と議会で共同で策定した、ともに生きる社会かながわ憲章の理念を普及するため、取組の一層の推進に全力を尽くしてまいります。  さて、依然として一進一退を繰り返す新型コロナウイルス感染症との闘いの中、スタートした本年を振り返りますと、2月にロシアによるウクライナ侵略に端を発し、国際情勢の変化による原油価格・物価高騰は、県民生活に大きな影響を及ぼしています。  県議会では、県民生活や県内経済への影響を緩和するため、原油価格高騰・物価高騰対策等に係る補正予算を早期に議決するなど、迅速な対応に努めてまいりました。  また、9月には、ウクライナの民族楽器バンドゥーラの奏者で、ウクライナ出身のカテリーナさんをお迎えし、演奏会を開催いたしました。ウクライナから県内に避難された方々、支援者の方々と共に、素敵な歌声とバンドゥーラの美しい音色をお聴かせいただき、この議場全体がウクライナ、そして、ふるさとを憂うウクライナ国民に心を寄せる温かい空気に包まれました。  今般のロシアによるウクライナ侵略がロシア軍の完全撤退により、一刻も早く平和的に解決されるよう、より一層強く願っています。  最後に、12月7日に、議員提出議案として、県議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例が提出され、長期欠席議員への報酬の見直しを行いました。  これからも、県民の皆様の理解と共感を得ながら、県議会として不断の見直しと改革に取り組むとともに、時代の要請と県民の負託に応えていくことができるよう、引き続き最善を尽くしてまいります。  本年も残すところ、あと僅かとなりました。迎える年が県民の皆様と神奈川県にとって輝かしい1年となりますようお祈りいたしますとともに、皆様がそれぞれの立場で積み重ねてこられた御努力が実を結び、成果の上がる1年となりますよう御祈念申し上げます。  結びに、時節柄、何かと御多用のことと存じますが、くれぐれも御自愛の上、御家族の皆様と共に笑顔で新春をお迎えくださいますようお祈り申し上げ、閉会に当たりましての私の挨拶とさせていただきます。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) これをもちまして、令和4年第3回神奈川県議会定例会を閉会いたします。  誠に御苦労さまでした。                  午後2時25分 閉会...